社会人が学校のカメラマンをすると超ハード! 学生の体育祭を1200枚撮影してわかったこと。集合写真の撮影方法

cameraman

先日、初めてスチールカメラマンの仕事をしてきました。

専門学校が何校か、合同でやる体育祭のカメラマンです
(学生時代写真をとりにきていたおじさんのポジション)。

「うわー、これは動画とはまたちがった視点からカメラの技術あがりそうやわ……」と思ったのでアウトプットします。

僕はぺーぺーの初心者ですが、ベテランの方がとても良い人でいろいろ教えて頂きました。

体育祭カメラマンの仕事受注の流れ

大学時代の友達に、「カメラかったから教えて~」と言われて教えたら、その友達経由で渋谷にあるデザイン会社からをお仕事もらいました。

デザイン会社で働くその子も、同じ大学で同級生だったので嬉しかった(笑)

その子がぼくの写真をみて「空気感がいい」と言ってくれたそう。

もっとうまくなりたいな~!

体育祭カメラマンの機材の話

ぼくが持っていったのは今思えば、問題だらけの機材。

ぼくは仕事では映像しか撮影してこなかったので「なるほど、スチールはこういう特性があるのか」と思わずにはいられなかった。

もっていった機材

  • α72
  • SEL55F18Z
  • Batis 25
  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD
  • ストロボ
  • 三脚
  • バッテリー4つ
  • SDカード128GB その他予備で数枚

体育館内だったので、NDフィルターは必要ありませんでした。

本体について

機材は仕事で使って初めてわかることが、たくさんあります。
早急に本体を買い替えたいと思いました。

「α72はプロが使う機材ではない」これはまじです!

(2年間お世話になってきて、感謝している、大好きですありがとう(こんまり宗派)。)

α73を購入したいです。

理由は、メモリーカードが2枚入らないとプロとして失格だから。
▶︎データが破損する可能性があるので、2枚SDカードで片方をバックアップにできないとだめ。

特に今回は一生に一度の思い出を撮っているので、データをPCに移す際に静電気でデータがふっとんでしまえば、多くの学生が悲しい思いをします。

プロはバックアップを取れるように、2枚SDカードの入るカメラを選ぶべきです。

加えてISO感度を高めてもノイズが発生しない本体が望ましい。

理由は、ピンボケやブレないように、
SSを 200-500ぐらいにあげたり、
F値を4ぐらいで撮ることが多いので必然的に光を取り込める量が少なくなるからです。

ベテランのおじさんは、jpgの撮ってだしをライトルームでノイズ軽減の現像をするって言ってたよ。

レンズについて

「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」は、2018年一番人気のレンズで買えずにいたのですが、撮影日の1週間前に運良く購入できました。

しかし、圧倒的に70-200mmのレンズも必要でした。

事前の打ち合わせでは、もっとこじんまりとしていたイメージをもっていたのですが、かなりの広い会場と人数でした……。

望遠レンズの必要性から、映像と写真におけるレンズの感覚の違いに気づきましたので書きます。

映像▶︎

望遠だとぶれやすい、単焦点の方がボケて映える、録画中にズームすることがない(ジャンルによるけど)

などの理由で望遠の必要性を感じていなかったのですが

写真▶︎

近寄れないことが多く、体育祭の場合はもはや望遠が基本レベル

望遠はまじで必須です……、もしかしたら200-400mもあってもいいかも。

できる対抗策としては、Lサイズで大きく撮っておいて、あとからクロップできるようにしておくこと……。

ベテランのおじさんはカメラ3台ぐらい持ってて、基本28-105をつけたcanonと、100-200?をつけたcanonを2台もっていました。

単焦点レンズは、休憩時間の”ほのぼのタイム”を撮るぐらいの場面でしか使えない。ギャラリーが動きにくいのでここもズームでいきたいとおもってしまったし。

ストロボ

ストロボは必須。

だけど、学生が運動しているときは目が眩んで危ないかもしれないので特定の場面以外は使用しない。

開会式閉会式集合写真で使う。

バッテリー

バッテリーは4つもっているが、3つで間に合った。

でも、心配なので2つ使いきったところで充電させてもらった。

SDカード

初めてで怖かったので、念のためRAWでも撮影しておきました。128GBあれば1300枚とっても余裕で足ります。

ここで書き込み速度が気になった。連写をする場合は、ちょっと気になる場面があるかも?

ちなみにその時のSDカードの書き込み速度は、90MB。

慣れてきたら、集合写真などめちゃ大事なところだけRAWにしておいていいかも。

難しい撮影ポイント

難しい撮影ポイントは、主に2つあります。

  • 集合写真
  • リレー

です。

集合写真

学校全体

  • F8ぐらい
  • ストロボ
  • 三脚

集合写真は一番大事で、絶対にみすっちゃいけないところ。

学校全体の時は会場の上から画角に収まるように指示しなければならない。僕声が通らないので絶対無理そうでした。

クラスごと

  • F4ぐらい
  • ストロボ
  • 手持ち

顔が入っていない生徒がいるとクレームがはいる。

横に広がってしまうと縦が無駄にのびていらない情報がはいるので、横幅は狭くなるように指示する必要がある。

リレー

走っている人を撮るのは難しい(笑)

  • F4
  • SS500
  • ISO12800
  • 置きピン
  • ライトルームでノイズを軽減

動く人に瞬時にピントを合わせるのは難しいので、床でピントを合わせておきましょう。

SSをあげると暗くなってしまうので、ISOをあげます。
センサーの性能がものをいいますね・・・!

カメラの設定

  • 当たり前だけど親指AFはしましょう
  • オートレビューはオフにしましょう
  • タイミングをつかむのが難しい人は連写してみましょう
  • APS-Cモードは使い物にならないっぽい

親指AFに関してわからない方は、こちらの動画をみてください。プロの95%が設定しています。

これで今日からあなたもプロ

写真を撮ったあと、撮れた写真がファインダーやらモニターにでますがそんなのみている時間ないのでオフにしましょう。

走ってる人を撮るとき、構図を考えてるひまがないので連写していい感じのを使うのもありだなと思いました。HiじゃなくてLowでいいとおもいました。

望遠がないのでAPS-Cモードで1.5倍の画角で撮ろうと思いましたが、単純にクロップされるだけなので意味ありませんでした。

納品の形式

  • jpg撮ってだしでOK
  • Mサイズ(長辺4000px程度)

ぼくはクロップできるようにL(長辺6000px)で撮ってわたすことをデザイナーさんに伝えました。

ギガファイル便でまとめて送付。

学校側がいい写真を選んでデザイナーさんがそれを加工したりします。

給与

どんどん値段が下がってきているそうで、打ち合わせしたときに「少なくてごめんなさい……」と言われました。

給料は2~2.5万円

ベテランだと2.5~3万っぽい。

撮影後「打ち合わせで2万って言いましたっけ? 2.5万って言いましたっけ?」と聞かれて

バカ正直に「2万って聞きましたよ!」と言ってしまいました。

割と大変な仕事なので、4回行って1回分差がつくと思うとモチベーションさがります(笑)

機材全部自前なことと、交通費込みなことを考えると激安ですね。

ただ、他の行事では2時間ぐらいの拘束で終わる時もあるそうです!

まとめ

めちゃめちゃ勉強になりました。

シャッターおしすぎて手痛くなりましたもん、はじめて。

カメラが壊れる可能性も全然あるので、何台かもっていくべきですね。

それに「写真は、光が大事だから本体はあんまりこだわらなくても大丈夫」みたいなことをスタジオ撮影をよくしていた広告系のカメラマンに言われたことがありますが、

体育祭とかは、本体の性能はめちゃ大事だと思いました。

特にISO感度をあげてもノイズがでないような本体じゃないと、成立しない場面がありそう。

毎回違う現場で、肉体労働。

責任も重い仕事なので正直5万は欲しいところ。

動画と違って、音声を意識しなくていいのでその点だけは楽なんですが、スチールもスチールで大変なことがたくさんあると学べました。

チャンスをくださって感謝感激です。

普段趣味で撮影するのが、めちゃめちゃ楽に感じるようになりましたし

F値・SS・ISOをなんとなくで自分の好きな感覚でやってきたけど、場面ごとにあらかじめ設定を探っておくのは大事なことです。

いや~、勉強になりもうした。

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