海外留学へ! フィリピン出発の日、ぼくの気持ち

突然、成田空港に向かう高速バスの中でMacBookProを取り出す、ぼく。

今の気持ちを記録しておくためだ。留学情報などはあとからいくらでも書けるけど、気持ちはすぐ忘れてしまうから。

29年間過ごした地を離れた。あっけないほどあっという間に出発日がきた。

とてつもなくパッキングが大変だった。ゴミはゴミ袋6袋を捨てた。

昨日の深夜にスーツケースを2こに分ければいいことに気づいた。

それまでは1つのスーツケースに詰め込み30キロを超えてしまっていた(23kgまで)。

1年と数ヶ月もの間、地元を離れるのは初めての経験だ。

ぼくは成田空港に着くまでに何回泣くのだろう。

「いってらっしゃぃ…」と尻窄みにかすれた声で泣きながら母はぼくを見送った。道路まででてきた母の姿が何度も目に浮かぶ。

小さい頃から無愛想で、周りに溶け込むのが苦手だった、甘えてばかりいたぼくが母の中で回想されていたんじゃないかと思う。

身体的にも、経済的にも多分いろんな面で、今ではぼくの方が強いんだろう。

それでもずっとぼくは両親の子供であり続けるんだと思った。

スーツケースがしまらなくて困っているのに、母はぼくの健康を気遣ったグッズをぼくに何度も渡そうとしてきた。

迷惑だけれど、母は不器用に愛情を示したのだ。ずっと、これからも、そういう人であり続けるんだろう。

離れてはじめて分かる。いかに親というものに頼っていたか。

自力でいろんなことをやってきたつもりでったけれど、ここがなかったらきっと何にも挑戦できなかった。

本当はぼくが面倒をみてあげなきゃいけない立場になってきているのに。

母に手をひかれて歩いていたことを思い出す。幸せだった。そこが全宇宙だった。

しかし、ぼくの世界は成長と共に広げられていった。留まり続けることをしなかった。

次は友達に見送られる。ただ場所を移動して生活するだけなのに、なぜこんなに人はセンチメンタルになるのか。

親元を離れるとは、こういうことなのか。

ぼくはこれから、やっと成人男性になるのかもしれない。

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